
ロレックスを買うにはどうすればいいのか、初めて正規店に行く人はもちろん、何度も通っているのに買えないという人まで、同じ悩みを抱えている方はかなり多いかと思います。正規店で買えた人は何をしていたのか、買える確率を少しでも上げる方法はあるのか、そもそもどこで買うのがいいのか、疑問は尽きないですよね。
私自身もロレックスの購入にはかなり興味があって、いろいろ調べてきました。正規店の穴場はあるのか、購入制限や支払い方法のルールはどうなっているのか、最近は買えるようになったモデルがあるのかなど、気になるポイントを片っ端から調べた経験があります。
この記事では、そうした情報を一つにまとめて、ロレックスの購入方法から正規店での立ち回り、最新の購入制限ルールまで、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
記事のポイント
- 正規店・並行輸入店・中古店・海外の4つの購入チャネルの違いと選び方
- 正規店で購入するための具体的なコツやマナー、来店予約の仕組み
- 2024年12月に変更された最新の購入制限ルールと支払い方法
- モデル別の入手難易度と買える確率を高めるためのポイント
ロレックスを買うには?購入方法と最新ルールを徹底解説
ロレックスの購入を考えたとき、まず知っておくべきなのが「どこで買えるのか」と「どんなルールがあるのか」という基本的なところです。ここでは正規店での購入方法や来店予約の仕組み、初めて正規店を訪れるときのマナー、支払い方法のルールまで、購入前に押さえておきたい情報をまとめています。
正規店での購入方法と来店予約の仕組み

ロレックスを正規の定価で手に入れるには、ロレックス正規品販売店(AD)での購入が唯一の方法です。ロレックスは公式オンラインストアを運営しておらず、ネット通販で新品の正規品を買うことはできません。必ず実店舗に足を運ぶ必要があります。
日本国内の正規販売店は大きく分けて3種類あります。ロレックスブティック(レキシアや百貨店系列の専門ブティック)、百貨店内のロレックス売場(高島屋、三越、伊勢丹、大丸など)、そして地方に展開する正規認定の時計専門店です。全国に多数の店舗がありますが、東京に最も集中しています。
一部のロレックスブティックでは事前来店予約制度が導入されています。現在この予約は先着順ではなく抽選方式が主流になっていて、各店舗の予約サイトから希望日時を選び、必要情報を入力してSMS認証を行うとリクエストが完了します。後日、メールで抽選結果が届く流れです。
レキシア(新宿店や名古屋栄店など)の場合、通常は毎週月曜日の午前11時に1週間分の予約枠が更新されます。2024年10月28日以降は予約時に認証コードの入力が必須になっています。
来店予約はあくまで「入店する権利」であり、購入を保証するものではありません。来店しても店舗に希望モデルの在庫がなければ購入はできず、事前に在庫を問い合わせることもできない仕組みになっています。人気のスポーツモデルの場合、来店当日に購入できる確率は数パーセント以下ともいわれています。
なお、ロレックスの購入に関する基本的な考え方はロレックス公式サイト「ロレックスを購入する」にも記載されていますので、あわせて確認しておくと安心です。
正規店に初めて行くときの服装やマナー

ロレックスの正規店に初めて足を運ぶとき、「何を着ていけばいいんだろう」「どう振る舞えばいいんだろう」と不安に感じる方は少なくないかと思います。結論からいうと、高級ブランドで身を固める必要はまったくありませんが、清潔感のある服装はかなり大切です。
ビジネスカジュアル以上の装いが望ましいとされていて、ジャケットにスラックスといった組み合わせが無難ですね。逆にTシャツにサンダルといったラフすぎるスタイルは避けた方がいいです。もしすでにロレックスの時計を持っているなら、それを着用して行くとロレックスが好きだというアピールになります。
マナーとして気をつけたいのは、いきなり「在庫ありますか」と聞かないことです。開店ダッシュで入ってきて在庫だけ確認してすぐ帰る、というのは転売目的の人がやりがちな行動パターンなので、スタッフからの印象が悪くなります。まずは店内をゆっくり見てから、スタッフと自然に会話するのが理想です。
具体的な購入動機を伝えられると印象が良くなります。「結婚記念日に」「昇進のお祝いに」「長年の憧れで」といった、自分で使いたいという気持ちが伝わるエピソードがあると、スタッフも安心して対応してくれるようです。
来店は1組2名までが原則なので、配偶者やご家族と一緒に行くのもおすすめです。家族連れだと転売目的ではないという信頼感が自然と伝わりますし、スタッフの対応も丁寧になりやすいといわれています。
正規店で買えた人が実践しているコツ

実際に正規店でロレックスを手に入れた人たちに共通しているポイントがいくつかあります。
まず、同じ店舗に繰り返し通っているという点です。いわゆる「ロレックスマラソン」と呼ばれるもので、正規店を何度も訪問して在庫確認を行う行為のことです。人気モデルは入荷してもすぐに売れてしまうので、タイミングを掴むまで通い続ける必要があります。完走(目的のモデルを購入すること)までに数か月から1年以上かかるケースも珍しくありません。
複数の店舗を広く回るよりも、1つの店舗に絞って定期的に通い、スタッフに顔を覚えてもらうほうが有効だという声が多いです。ただし、毎日のように押しかけるのは逆効果なので、適度な間隔を空けて通うのがコツですね。
来店する時間帯も意識されています。平日の昼間が最もおすすめとされていて、週末や祝日は混雑してスタッフとじっくり話す時間が取りにくくなります。入荷は週明けの月曜日から火曜日にかけて行われることが多いといわれており、この時期を狙って訪問する方もいます。
そして、欲しいモデルを明確にしておくことも重要です。「何でもいいからロレックスが欲しい」よりも、「このモデルのこの仕様が好きで」と具体的に語れる人のほうが、純粋なファンとして見てもらいやすくなります。ロレックスのモデルラインナップや特徴について、ある程度の知識を持っておくのは損にはなりません。
正規店の穴場は地方店舗にある

ロレックスの正規店といえば東京や大阪の大型店をイメージしがちですが、地方の正規販売店にも目を向ける価値があります。大都市の店舗はどうしても訪問者が多く、競合が激しくなりがちです。一方で、観光客が少ないエリアや地方都市の時計専門店では、相対的に競争率が低い傾向があるとされています。
日本国内にはロレックスの正規品販売店として認定された地方の時計専門店が数多く存在します。日新堂、ホッタ、グロリアス、東邦、福田といった卸会社系列で全国に展開されている店舗がそれにあたります。
ただし、注意しておきたいのは「穴場」という情報は常に変動するということです。SNSやブログで穴場として紹介された店舗には、情報を見た人が一気に押し寄せることがあり、すぐに穴場ではなくなるケースも多いです。結局のところ、自分の足で通える範囲の店舗を地道に回るのが一番確実かなと思います。
地方店舗のメリットとしては、大型店に比べてスタッフとの距離感が近く、コミュニケーションを取りやすい点もあります。顔を覚えてもらいやすい環境なので、信頼関係を築く上ではむしろ有利に働くことがあります。
購入時の支払い方法と本人確認のルール

ロレックスの正規店で購入する際には、支払い方法と本人確認にいくつかの明確なルールがあります。2024年12月16日から導入された新ルールでは、購入時に顔写真付きの公的身分証明書の提示が必須となっています。運転免許証、マイナンバーカード、在留カードなどが該当します。
支払い方法については、原則として本人名義のクレジットカードのみとなっています。一部店舗を除いて現金での支払いは不可となりました。これは転売対策の一環として導入されたルールで、購入者本人の特定と購入履歴の管理を徹底する目的があります。
購入制限に関しても大きな変更がありました。新ルールでは全モデルが購入制限の対象で、どのモデルであっても1人1本の購入に限られます。そして、いずれかのモデルを購入した場合、購入後6か月間はすべてのロレックスの時計を正規店で購入できなくなるという「6ヶ月ルール」が適用されます。
さらに、デイトナやGMTマスターII、サブマリーナーなどのプロフェッショナルモデル同士であれば、品番が異なっていても1年間は再購入不可です。加えて、同一品番については5年間の再購入不可ルールも継続されています。
2024年12月15日以前に購入制限対象モデルを購入していた場合、その制限は12月15日をもってリセットされています。12月16日以降の新ルールが適用されるため、以前の購入に基づく制限を気にする必要はありません。ただし、ルールは今後も変更される可能性があるため、正確な情報はロレックス正規販売店に直接ご確認ください。
ロレックスはどこで買うのがいいのか徹底比較

ロレックスを手に入れる方法は、大きく分けて4つあります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の状況に合った購入先を選ぶことが大切です。
正規販売店(AD)で定価購入する
最大のメリットは定価で購入できることと、購入日から5年間の国際保証が確実に付く点です。デメリットは人気モデルの場合、在庫がほとんどなく、購入までに相当な時間と労力がかかることです。定価で手に入れたいなら唯一の選択肢になります。
並行輸入店で購入する
入手困難なモデルでも在庫があれば即購入できるのが最大の魅力です。ジャックロード、コメ兵、GINZA RASIN、かめ吉といった実績のある大手店を選べば偽物のリスクも低いです。ただし、人気モデルには定価を大幅に上回るプレミアム価格がつきます。ロレックスは本物であれば購入ルートに関わらず修理やオーバーホールを受け付けているので、アフターサービスの面では大きな不安はありません。
中古販売店で購入する
超人気モデルを除けば定価より安く手に入ることが多いです。生産終了モデルやアンティークモデルなど、新品では見つからない時計に出会える可能性もあります。デメリットとしては、商品の状態にばらつきがあること、保証期間が残っていないケースが多い点が挙げられます。信頼できる中古時計専門店で購入することが大前提です。
海外の正規店・販売店で購入する
スイスやシンガポール、ドイツ、カナダ、アメリカなどは比較的在庫が見つかりやすいとされています。為替や免税制度の関係で日本の定価より安くなるケースもあります。ただし、帰国時に消費税と地方税が課される点は要注意です。腕時計に関税はかかりませんが、購入額の60%に対して約10%の税がかかるため、旅費を含めたトータルコストで判断する必要があります。
どこで買うのがベストかは、「定価で手に入れたいのか」「すぐに欲しいのか」「予算はいくらか」によって変わります。時間をかけてでも定価で買いたいなら正規店一択ですし、今すぐ確実に手に入れたいなら並行輸入店や中古店が現実的な選択肢です。
ロレックスを買うには知っておきたい入手難易度と最新事情
購入先や基本ルールを理解したところで、次に知っておきたいのが「今のロレックス市場がどうなっているのか」という最新事情です。買えるようになったモデルはあるのか、モデルごとの入手難易度はどれくらいなのか、そして買える人にはどんな共通点があるのか。ここではそうした実情を掘り下げていきます。
ロレックスが買えるようになったモデルはあるのか

「最近はロレックスが買えるようになった」という声をSNSなどで見かけることがあります。実際のところ、一部のモデルでは以前より購入しやすくなっている傾向があるようです。
具体的には、エアキング(Ref.126900)やエクスプローラーII(Ref.226570)、オイスターパーペチュアルの一部モデル、デイトジャスト、ヨットマスターの一部モデルなどは、比較的入手難易度が低いとされるカテゴリに入ります。以前はこれらのモデルですら正規店で見かけることは稀でしたが、供給が改善しつつあるという声も出ています。
ただし、デイトナやGMTマスターII、サブマリーナーといった超人気モデルについては依然として入手困難な状況が続いています。「買えるようになった」という話は全モデルに当てはまるわけではなく、あくまでモデルによって状況が異なるという認識が正確です。
ロレックスの時計は熟練した職人の手作業で製造されるため大量生産ができず、世界的な需要に対して供給が追いつかない構造は変わっていません。加えて転売・投機目的の購入者が多数存在することも、一般の購入者が買いにくい状況を生んでいる大きな要因です。
正規店で買える確率はモデルによって大きく異なる

正規店でロレックスが買える確率というのは、公式に発表されているわけではありませんが、モデルによってかなりの差があるとされています。入手難易度別に整理してみると、状況が把握しやすくなります。
超入手困難モデルとしては、コスモグラフ デイトナ レインボー(Ref.116595RBOW)、コスモグラフ デイトナ アイスブルー(Ref.126506)、GMTマスターII メテオライト(Ref.126719BLRO)などが最上位に位置します。これらは来店しても出会える確率が極めて低く、1%未満ともいわれるレベルです。
入手困難モデルには、コスモグラフ デイトナ(Ref.126500LN)、GMTマスターII(Ref.126710BLNR、Ref.126710BLRO)、サブマリーナー デイト(Ref.126610LN、Ref.126610LV)が含まれます。ロレックスマラソンの対象として最も多いのがこのあたりのモデルで、完走までに半年から1年以上かかるケースが一般的です。
やや入手困難モデルとしてはサブマリーナー ノンデイト(Ref.124060)、エクスプローラーI 40mm(Ref.224270)、シードゥエラー(Ref.126600)あたりが該当します。根気よく通えば数か月以内に購入できる可能性があるレベルです。
比較的入手しやすいモデルにはエアキング、エクスプローラーII、オイスターパーペチュアルなどが入りますが、「比較的」というだけで正規店に行けば即買えるわけではありません。それでも他のモデルに比べれば圧倒的にチャンスは多いです。
初めてロレックスの購入を考えている方には、オイスターパーペチュアル(100万円をきるモデルが多い)、エクスプローラーI(定価約103万円〜)、エアキング(定価約106万円)、デイトジャスト(ビジネスシーンにも合う)あたりが定番のエントリーモデルとしておすすめされています。なお、価格はあくまで目安であり、改定によって変動します。最新の価格はロレックス正規販売店にてご確認ください。
ロレックスを購入できる正規店は全国に多数ある

「正規店ってそんなにたくさんあるの?」と思われるかもしれませんが、実は日本国内にはかなりの数のロレックス正規品販売店が存在します。東京に集中しているのは事実ですが、全国各地に分散して展開されています。
正規販売店の種類としては、まずロレックスの世界観を体現したロレックスブティックがあります。レキシアや三越伊勢丹系、大丸松坂屋系、高島屋系などのブティックがこれにあたり、一部店舗では先述の事前来店予約(抽選)制度が導入されています。
次に、百貨店内のロレックス売場です。高島屋、三越、伊勢丹、大丸、松坂屋、そごうなどの百貨店にテナントとして出店しているパターンです。百貨店の外商顧客であれば購入機会が得られる可能性があるともいわれていますが、外商であれば必ず買えるわけではなく、近年はロレックス側の制限が厳しくなっています。外商顧客になるハードル自体も高く、一般的に年収1,000万円以上が最低限の目安とされています。
そして、地方の正規認定時計専門店です。前述のとおり全国に展開されており、大都市の店舗より競争率が低い場合があります。
購入先の選択肢は思っている以上に多いので、自分が通いやすい店舗をいくつかリストアップしておくと、ロレックスマラソンを効率的に進められるかと思います。
正規店で買える人に共通する特徴とは

正規店でロレックスを購入できる人には、いくつかの共通した特徴があります。逆にいうと、この特徴を意識するだけでも購入に近づけるかもしれません。
まず、純粋な使用目的を具体的に説明できることです。「自分へのご褒美に」「記念日のプレゼントとして」「仕事の節目に」といった明確な動機があると、転売目的ではないという信頼につながります。
次に、希望モデルが明確で、ロレックスに対する理解度が高いことです。「何でもいいからロレックスが欲しい」という姿勢よりも、特定のモデルに対する思い入れや知識を持っている人のほうがスタッフからの印象が良くなります。
そして、スタッフに対して社会人として自然で丁寧な対応ができることです。特別なことは必要なく、普通に礼儀正しくコミュニケーションが取れるかどうかです。
最後に、結果を急がず根気強く通い続けられることです。短期間で結果を求めて焦ると逆効果になりがちです。
年収に関しては明確な基準はなく、ロレックスの定価帯は約100万〜500万円程度のものが多いため、年収800万〜1,000万円以上の購入者が多いとされていますが、年収400万円であっても計画的に貯蓄すれば購入自体は可能です。腕時計の予算は一般的に年収の5〜10%程度が目安ともいわれていますが、あくまで参考値であり、ご自身の生活とのバランスを考えて無理のない範囲で検討することをおすすめします。
ロレックスを買うには正しい情報と根気が大切
ここまでロレックスの購入方法を一通りお伝えしてきましたが、結局のところロレックスを買うには「正しい情報」と「根気」が欠かせないというのが正直な感想です。
正規店で定価購入を狙うなら、最新の購入制限ルールを正確に把握した上で、清潔感のある身だしなみで来店し、スタッフとの信頼関係を少しずつ積み上げていくのが王道です。ロレックスマラソンには時間がかかりますが、完走した人の多くが「通い続けてよかった」と感じているようです。
一方で、すぐに手に入れたいのであれば並行輸入店や中古店という選択肢もあります。プレミアム価格がつくモデルは多いですが、確実に在庫から選んで購入できるのは大きなメリットです。海外での購入も含めて、自分の予算と優先順位に合わせて最適なチャネルを選ぶのが賢明です。
ロレックスの価格は2026年1月1日にも改定が行われ、ステンレスモデルで6〜7%前後、ゴールドモデルで10%前後の値上がりとなりました。今後もこうした値上げが続く可能性が高いため、購入のタイミングも考慮に入れておいたほうがいいかもしれません。
最終的な購入の判断に際しては、必ず最新の情報をロレックス正規販売店や公式サイトで確認してください。ルールや価格は変更されることがありますし、モデルの入手難易度も時期によって変動します。焦らず、正しい情報を集め、自分に合った方法でロレックスとの出会いを楽しんでいただければと思います。